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大丸梅田店 差別化と大阪ならではの「ポイント」支持も~大阪百貨店戦争・視察レポート(7)
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2011年5月17日 14:00

大丸梅田店 大阪ステーションシティは南北2棟の駅ビルからなる。新築の北側(ノースゲートビル)に「JR大阪三越伊勢丹」「ルクア」が入居。大丸梅田店は増築した南側・サウスゲートビルに入居している。ビル増築に合わせて大丸梅田店も全面リニューアルを実施、売場面積は4万m2から6万4,000m2に広がった。4月19日、北側開業に先んじての開業だ。
 ただ、ミナミが本拠の大丸の増床は、新規参入の「JR大阪三越伊勢丹」に対して報道への露出は少ない。元々同店のパイは小さく2011年2月期の売上高は372億円で(株)博多大丸の666億円に遠くおよばなかった。

 ところが、今回のリニューアルでは10階から12階3フロアの南側半分には東急ハンズが入居。東急ハンズとしては関西最大級の品揃えとなっている。さらにユニクロとトミカショップ、ポケモンショップを招致。「高額品が多く比較的年齢層が高いイメージ」(女性客)を一新。「従来の百貨店の概念にとらわれない店創り」となった。従来客を引き留められるか注目されるが、ヤング向け「うふふガールズ」には関西初、百貨店初43ブランドを取りこんだ。「伊勢丹ガールより落ち着いた印象で入り易い」(女性)と幅広い層の集客が見込まれる。前回報告した通り「ポイント割引」に地元客は魅力を感じている。「来店するだけでもポイントが付くし、キャンペーン中はポイントアップがある。どうせ買うなら大丸で(買う)」という。

 今期の同店の売上高は80%アップの670億円を見込む。JR大阪三越伊勢丹が550億円。目立たないものの、梅田で一番強気なのは大丸かもしれない。

(つづく)
【流通取材班】

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